All-in-One WP Migrationのライセンス仕様
- 2026.03.25
- Wordpress
- All-in-One WP Migration, WordPress
WordPressのサイト移行プラグインとして広く利用されているAll-in-One WP Migration。
制作会社やフリーランスの現場でも定番のツールですが、ライセンスの扱いについては日本語で信頼できる情報がほとんど見つからないのが現状です。
特に、次のような点で混乱しているケースをよく見かけます。
- クライアントワークでも利用できるのか
- staging環境はライセンスが必要なのか
- サイト数はどのようにカウントされるのか
我々自身も導入を検討する際、公式ドキュメントだけでは判断できなかったため、販売元のServMaskサポートに直接問い合わせて確認しました。
この記事では、ServMaskの回答をもとにAll-in-One WP Migrationのライセンス仕様を整理します。
【重要】 記事の信頼性について
本記事は、2026年2月2日にServMaskサポートから届いたメール回答をもとに作成しています。ライセンス仕様は変更される可能性があるため、導入の際は必ずServMask公式サイトの最新情報をご確認ください。
1. 結論:制作会社・クライアントワークではPROライセンスが必須
まず、制作会社やフリーランスが最も注意すべき点です。
無料版や、以前販売されていたUnlimited Extensionは、クライアントワーク(第三者のサイト制作・保守)での利用が許可されていません。
Unlimited Extensionはその名前から「無制限で使える」と誤解されることが多かったようですが、ServMaskの回答によれば、これらはあくまで「個人サイト(Personal Use)」が対象です。
つまり、
| 用途 | 必要なライセンス |
| 自分のサイト | 無料版 / Unlimited Extension |
| クライアントサイト | PROライセンス |
となります。
2. All-in-One WP Migrationのライセンスは「URL単位」でカウント
All-in-One WP Migration Proのライセンスは、環境(Production / Staging / Development)ではなく、URL単位でカウントされます。
判断基準となるのは、WordPress管理画面の [設定] → [一般] に登録されている以下の項目です。
・Home URL
・Site URL
2-1. URLカウントの具体例
| 構成 | カウント |
| example.com + stg.example.com | 2サイト |
| domain.com + site.domain.com | 2サイト |
| company1.wpengine.com + company2.wpengine.com | 2サイト |
| company1.wpengine.com + company2.wpengine.com + wpengine.com | 3サイト |
つまり、ドメインやサブドメインが異なれば、別サイトとしてカウントされます。
2-2. 【注意】staging環境(STG)でもライセンスは消費される
ServMaskの回答では、Production / Staging / Developmentの環境区分はライセンスカウントに影響しないとのことです。
URLが異なる場合、STG環境も1サイトとして消費されます。
2-3. 例外:ローカル環境はカウントされない
一方で、以下のようなローカル環境はライセンスカウントの対象外です。
・localhost
・127.0.0.1
・*.local
・*.test
そのため、LocalWP・Docker・DevKinstaなどのローカル開発環境は無制限に利用できます。ServMaskでもローカル開発を推奨しています。
3. 理解しておきたい「消費」の仕組みとリセット周期
ライセンスが「1」消費されるタイミングは、プラグインをインストールした時ではなく、実際に「使用(移行やバックアップ等)」した時です。
ここで注意したいのが、「使用後に削除しても、ライセンス枠は復元されない」という点。
プラグインを削除・サイトを削除した場合でも、そのサブスクリプション年度のカウントは残ります。
消費されたカウントは、サブスクリプションの更新タイミング(年度切り替え)でリセットされる仕組みです。
4. All-in-One WP Migrationのライセンス消費を抑える運用方法
「URLごとにカウント」という仕様を踏まえ、ライセンスを無駄遣いしないための運用ポイントをまとめました。
- 開発は「ローカル環境」を徹底する
localhost / .local / .testなどのローカル開発環境であれば、ライセンスを一切気にせず利用できます。 - 公開STGのURLを乱立させない
案件ごとにstaging環境を作るとその分ライセンスを消費します。
NG例(ライセンス消費が増える)
・管理ドメインでまとめる場合
client-a-stg.example.com
client-b-stg.example.com
client-c-stg.example.com
・クライアントドメインで作る場合
stg.client-a.com
stg.client-b.com
stg.client-c.com
どちらの場合も、URLが異なれば1サイトとしてカウントされます。
【Tips】STG URLを使い回す
ServMaskの回答によると、同じSTG URLを複数案件で使い回した場合は1サイトとしてカウントされます。
例えば、stg.my-agency.comというテスト専用のURLを1つ用意し、案件Aの確認が終わったら案件Bを上書きする、という運用にすれば、消費ライセンスを1枠に抑えることが可能です。
※同時並行での運用には向かないため、用途に応じて使い分けてください。
5. All-in-One WP Migration PROライセンスの概要(2026年時点)
| 項目 | 内容 |
| 基本プラン | 50サイト / 年 |
| 追加サイト | $1.50 / サイト |
6. まとめ
All-in-One WP Migrationを仕事で使うなら、以下の5点を必ず押さえておきましょう。
- 仕事で使うなら「PROライセンス」が必須
- カウントは「URL単位」。STG環境も原則カウントされる
- ローカル環境(.local等)はノーカウント
- 一度使うと、その年度内は枠が開放されない
- 固定のSTG用URLを使い回すのが、最もコストを抑えられる
「知らずに無料版を商用利用していた」「いつの間にかライセンス枠が足りなくなった」というトラブルを避けるためにも、このルールに基づいた運用を検討してみてください。
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